ダッフルコートの着方
寒い季節がもうすぐやってきます。今こそ暖かいパーフェクトなコートを見つける時期です。問題は、どれを選び、どのように着こなすかを知っておくことです。お手伝いするために、これからやってくる季節に向けてダッフルコートをどう着こなせばいいかを説明するダッフルコート購入ガイドをまとめました。
選択肢があまりにも多いので、どのコートを選ぶかを決めるのは困難です。おしゃれに見せたくて、もし大金をつぎ込んでいるのだったら間違いは許されません。
冬のファッションの主力となるダッフルジャケットを登場させましょう。おしゃれに敏感な人にとって、 ダッフルコート は、平凡なスタイルに命を吹き込むアイテムです。フォーマル、インフォーマルどちらの装いでも、実用性とおしゃれの土台となるこのコートは男女両方のスタイルに見事にマッチします。
正しく着用すると、ダッフルジャケットが良い印象を与え、着る人を際立たせます。間違って着用すると、サイズが大きすぎて間が抜けた感じになります。ダッフルコートの着こなし方を知りたいなら、この記事にあるアドバイスに従えば間違いないでしょう。
ダッフルコートの正しい着方
ダッフルコートの着こなしを成功させるために重要なのは、ダッフルコートのサイズが体に合っていることです。冬にダッフルコートを着て暖かく過ごすためには、ぴったりとフィットしてることが大切です。
体に合っていないダッフルコートは完全にアウトです。お父さんの服を着て着せ替えごっこをし、だぼだぼの服を着ている7歳児のように見えてしまうか、もっと最悪な場合は、やりすぎのカウンターカルチャーのヒップスターになってしまいます。
では、どうやってぴったりのバランスを見つけ、無理なく小粋なカジュアルスタイルを演出するのでしょうか。答えは簡単で、ダッフルコートに関してはオーバーサイズは避けるということです。無駄に着ぶくれしないために、モダンカットをお試しください。ダッフルコートはもともと大き目なので、適切なサイズを選ぶことが重要だということを覚えておいてください。だぼだぼのサイズを着ないようにしましょう。
まず、どのような時、またどのようなシチュエーションでコートを着る可能性が最も高いかを判断します。
カジュアルに決めたい場合は、できるだけ自分のサイズに近いコートを選び、肩縫線が肩幅と一致するようにしましょう。男性の場合はTシャツとスキニージーンズ(ブラウンのレザーブーツで完成させましょう)、女性だとボーイフレンドジーンズとブラックレザーの編み上げフラットブーツなどといったカジュアルな服装とよく合います。
しかし、ダッフルコートをフォーマル用として着る場合は、おしゃれなジャケットの上に着用できるように大き目のサイズを選ぶことで、コートの下に服を着るための十分なスペースが確保されます。こうすると、すてきなダッフルコートをシャツやネクタイと合わせたり、おしゃれなジャケットとスカートの上に羽織ったり、寒い時はシャツやジャンパーと組み合わせて着たりすることができます。
外がだいぶ肌寒くなってきたら、ダッフルコートとタータンチェックのマフラーを組み合わせて、フォーマル、インフォーマルの両場面で使えるこの上なく対照的なコーディネートをしましょう。または、同じようなコーディネートとして、対照的なタータンチェックのフードが付いたダッフルコートもお勧めです。
キャメルのダッフルコート
この冬、普通のTシャツとスキニージーンズの組み合わせをキャメルのダッフルコートで変身させましょう。
ファッション好きなら誰でも、今年はキャメルの色調が流行っているのを知っています。明るめのブラウンの色合いは、男女両方の冬用コートとして必須のクラシックアイテムです。
普通の服に命を吹き込むには、キャメルのトグルジャケットにダークブルーかブラックのスキニージーンズを合わせ、上品でありながらもカジュアルにコーディネートしましょう。ブラックまたはブラウンのフラットレザーブーツを履いてコーディネートを完成させましょう。(この組み合わせは男性女性、両方に使えます。)
女性の場合、キャメルダッフルコートはダメージ加工がされた白いスキニージーンズともよく合います。ブラックのスエードブーティを履いて、地味になりかねないコーディネートにひと技加えましょう
ブラックダッフルコート
すべてのダッフルコートの中で、ほとんど何にでも合うブラックがおそらく一番使えます。
女性の皆さん、忙しい日にはブラックのサマートグルコート、グレーのセーター、ブラックのレギンスでスタイリッシュに決めましょう。さらに洗練されたコーディネートにするなら、女性用のブラックダッフルコート、白いブラウス、スマートなペンシルスカートを身に着け、みんなをあっと言わせるグラマラスなヒールで仕上げましょう。
男性の場合、黒のモリスダッフルコートがほぼすべての服と合わせることができるので、もっとも使える商品です。全身ブラックのコーディネートは常に間違いなく、かなり楽なスタイルです。グレーの異なる色合いとも組み合わせてみてください。
ネイビーのダッフルコート
男女両方にとって、ネイビーのダッフルコートはスマートカジュアルな服装として最適です。ダークジーンズを履きネイビーのトグルコートを着て、小粋でカジュアルに決めましょう。ダークブルーのスカーフと組み合わせると着こなしがぴったり決まります。
男性の場合は、ネイビーダッフルは上下セットのスーツとネクタイと組み合わせることで、よりフォーマルに着こなすこともできます。女性の場合は、フォーマルドレスの上にネイビーのダッフルコートを羽織ることで、毎日のオフィスウェアルックにいつもとは違ったスパイスを加えることもできます。
若い女性の場合は、ネイビーのダッフルコートに濃い色のスリムジーンズを合わせてみたらどうでしょう。そこにブラックのスエードブーティを加えたら上品で美しいルックの出来上がりです。
少年たち、 a ネイビーのダッフルとグレーのスポーツジャケットを着て、スマートだけど決めすぎてない、抜け目ないファッションを見せつけましょう。
ダッフルコートの簡単な歴史
熱心なファッショニスタの冬のワードローブに絶対不可欠なアイテム、ダッフルコートは、寒い季節にかかせないロングセラーのおしゃれなコートです。 伝統的なトグル留め具、ゆったりとした作りとフードが特徴のこの衣服は、英国スタイルの象徴です。
イギリス海軍を起源としたこの洗練されたアウターウェアは、リラックスしたカジュアルなルックに合わせるのにぴったりです。フォーマルな装いとして着ることもでき、この時代を超越したクラシックの多用途性がはっきりと示されています。
ダッフルコートはイギリスのファッションと強く結びついていますが、その名はベルギーの町、デュフェルに由来しています。その地では、同じ名前の粗くて重たいウールを材料としたバッグが作られていました。イギリス海軍が似たような材料を取り入れ、それを使ってオーバーコートを作ったのです。
第二次世界大戦後、ダッフルコートの余剰物資が一般市民の間で人気を博しました。グローバーオール(Gloverall)という「手袋(Gloves) とオーバーオール(Overalls)」の卸売業者がダッフルコートを流通させたのです。(私たちのことです!)
需要の高まりに応え、グローバーオール社は伝統的なダッフルコートを近代的なものへと変え、カジュアルウェアの定番アイテムへと変身させました。(今でも私たちが行っているようなことです。例えば、革新や改革がどのようにして当社ブランドを定義し続けるかを、当社のショートモンティのようなジャケットが見せつけるなどといったことです。)それ以来、「ダッフル」という言葉はグローバーオールと同義語になりました。
50年代と60年代には、ダッフルコートは知識人と学生に選ばれるようになりました。あっという間にイギリスのモッズやアメリカのビートニクがダッフルコートを着るようになりました。その後、デヴィッド・ボウイやオアシスなどのミュージシャンたちによって、ダッフルコートは20世紀のポップカルチャーにおける揺るぎのない地位を築いたのです。
ポップカルチャーにおけるダッフルコートといえば、パディントンという名のペルーのクマを忘れることはできないでしょう。この愛らしい子供のキャラクターは、1958年に出版されたマイケル・ボンドの『くまのパディントン』の中で、象徴的な青いダッフルコートに身を包み初めて登場しました。